弟をスクーターの事故から救ってくれた軍服のご先祖様
2019/09/01
私の不思議な体験をお話しします。
私の高校生の頃の話です。
私には2つ下に弟がいます。
私が高校3年生の頃弟が高校1年生になってスクーターに興味を持っていました。
両親にスクーターを買ってとねだっていました。
弟は教習所に通って1回目の試験ですぐに合格しました。
勉強は好きでは無いのですがオートバイはとても好きでした。
両親も根負けして弟にスクーターを買ってあげました。
私は弟がスクーターを買ったその日の夜中に金縛りに合いました。
そして全く体が動かなくなってしまって声も出なくなってしまったのです。
助けてと言いたいのですが全く体が動きません。
金縛りにあってから少しして私は風がものすごく吹いているところに立っていました。
おそらく崖の上だったと思います。
そこに1人の軍隊の格好した男の人が立っていました。
そして私の側に近づいてきて弟にオートバイに乗らせるなと言ったのです。
姉貴なんだからきちんと弟に乗らならないように言い聞かせろとそう言ったのです。
私はその場に立ちすくんでいました。
怖さと緊張で手が震えてしまいました。
夢の中だったのですが私はもしかしたらこれは現実だったのかもしれません。
朝起きて気づいたのですが、私の足の裏が冷たくなっていて、しかも足の裏が汚れていたのです。
前の日にお風呂も入っているので足の裏が汚くなるなんて事はあり得ないです。
私は一目散に起きて両親にその事を話しました。
そうしましたら昔軍隊にいた人で事故で亡くなった人が親戚にいたそうです。
私はこれは夢じゃなかったんだなと確信しました。
私の父はすぐにオートバイを売却してしまいました。
1度もオートバイに乗ることはなかったのですが、私は弟は命拾いをしたと思います。
本当でしたら亡くなってたかもしれないからです。
弟はオートバイを売られて大騒ぎをしていましたが私はこれで良かったんだよと弟に言い聞かせました。
弟は随分強情っぱりでなかなか言うことを聞きませんでしたが私が夢の中の事も金縛りも全て話したら言う事を聞いてくれました。
実はその1ヵ月後スクーターの事故で弟の友人が亡くなりました。
弟は改めて私の両親に感謝していました。
もしかしたら自分が亡くなってたかもしれないからです。
でも私が思いますのは弟が偉かったと思います。
16歳でスクーターには一度も乗れませんでしたが私や両親に感謝していると言ってくれたからです。
あの軍隊の方もきっと天国で喜んで下さっていると思います。
私が思いましたのは世の中には不思議な事があると思いました。
あの世で見守ってくれていると言う事は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
弟は18歳になった時にみんな周りの人達がオートバイの免許を取っていたのですが怖くなったんだと思います。
免許を取りませんでした。
私は完全に弟にブレーキをかけて下さっているんだなぁと思いました。
でも自動車の免許を取りたいみたいで教習所に通っています。
私達家族は毎年お墓参りを欠かさずに行っています。
ご先祖様を大切にする事でいつも守って頂けるからです。