相模湖の湖畔沿いに建つホテル・ロイヤルという廃ホテルにいた母娘
2019/09/10
私が実際に体験した実在する有名心霊スポットで体験したお話しをさせて頂きます。
私が恐怖の体験をしたのは2013年の9月の事でした。
この恐怖の体験をする数日前に私は友人達と暇潰しがてらに心霊スポットにでも行ってみようかという話になり、数日後の週末に行く事になりました。
この心霊スポットの場所は神奈川県相模原市にある相模湖の湖畔沿いに建つホテル・ロイヤルという廃ホテルです。
全国的に有名かどうかは私には分かりませんが、知ってる人の間ではかなり有名な心霊スポットです。
この廃ホテルが何故心霊スポットになってしまったかというと、ホテルに宿泊した母子が目の前にある相模湖で入水自殺をして、その直後からこのホテルへの客足が減りホテルは赤字続きになり次第に経営難に陥りホテルオーナーが謎の死を遂げたという事でした。
ちなみにホテルオーナーは自殺したとも言われています。
そんな有名な心霊スポットへ私は友人達と計4人で車で向かいました。
私達がこの廃ホテルへ到着した時間は夜中の1時40分頃でした。
この廃ホテルの周囲は湖と山以外民家は無く静寂に包まれていました。
私達はホテルの脇に車を停めてホテルの周りを散策し始めました。
しかし……この時点で私達はホテルから醸し出される不気味な空気に気味の悪さを覚えていました……。
私達はホテルの周りを散策しながらホテルへの入り口を探していました。
しかしホテルの敷地内に入る入口は立ち入り禁止の看板が立て掛けてありロープが張り巡らされていました。
車では入れませんでしたが人はロープをかいくぐって入る事が出来たので私達はホテルの敷地内へと入っていました。
敷地内を歩き進むと暗闇の中にいきなりホテルの館内へと通じるメインの入口が現れました。
私達は正直、ホテル内へ入る事にビビっていました。
何故なら物凄い不気味さと素直に怖いなという気持ちがあったからです。
とはいえ私達はせっかく来たんだから最低でも1階のロビー内だけは入ってみようよ、となり入りました。
しかし……これが間違いでした……
1階ロビー内を懐中電灯を照らしながら歩いていると、受付だったであろうカウンターがありました。
しかしカウンターに限らずホテル内はカビ臭く湿気も多くホテル内の床や壁はボロボロになっていました。
そんなこんなで1階を歩き回っていると、エレベーターがありました。
もちろん電気は流れていませんので使用する事等は出来ません。
さらに歩き回ると2階へと続く階段がありました。
私達は2階に行ってみる? という事をゴソゴソと相談していました。
その時でした。
何やら私達の後方からチーン!と音が鳴ったのです。
私達はビックリして懐中電灯を音が鳴った方向へと向けました。
すると、先程確認したエレベーターの扉が開いていたのです。
私達はエレベーターのほうへ恐怖で近づく事が出来ずにヤバくない?と互いに顔を見合わせて言っていました。
その時でした!
1人の友人が突然ウワァァァーー!!と言ってホテル内から外へと走って行ってしまいました。
残った私達3人は「何!?どうしたの!?」と思い辺りを懐中電灯で照らすと、なんとカウンターの前に大人の女性と子供の女の子が手をつないでコチラを見ていたのです。
私達も先に叫んで走り出た友人と同じようにウワァァァーー!! と叫びながらホテル内から外へと逃げました。
そして私達は車に急いで乗り込みその場を離れました。
私達は廃ホテルから車で数十分離れたコンビニの駐車場に着き、皆見た?見たよな?と互いに確認しました。
そして私達は多少冷静になり思った事がありました。
それは私達が見たあの大人の女性と子供の女の子は入水自殺した母子なんじゃないのか? ということでした。
そして私達はスグにコンビニで塩を買い全身にかけて心の中で謝りました。
心霊スポットと言って楽しむ為に行ってしまって申し訳ありません、と。
そして私達はその後帰路に着きました。
最後になりますが、その後私達の身に幸いな事に何も不幸は起きていません。
しかし、もしもこの廃ホテルに行きたい方は自己責任で行って下さい。
ちなみにこの時の友人以外の友人知人も行ったみたいですが、全員同じように大人の女性と子供の女の子を見ています。