謎のお葬式……狐に騙された?
2019/09/01
私が高校生の時に不思議な体験をしました。
友達の家は周りに何もない田舎道で、カラスだけが「カーカー」と鳴いていて、後は誰一人と私以外は歩いていませんでした。
夏の昼なのに雲がどんよりして、風もあったせいか暑くもなかったです。
寧ろ、少し寒気的な感じに覆われていて、何か不気味な感じで嫌な予感がしていました。
友達はよく「僕の近くに幽霊が出るんだよ」と言っていたが、その友達はよく冗談を言っては人を楽しませる子だったので、私もそんなにその時は気にしてはいなかったのです。
だが、ふと不気味な感じが友達が言っていた言葉を思い出し「まさか、今は昼間だからお化けが出る訳ない」と心の思いをうち打ち消していましたが、こんな時に限って誰にも合わない。
私一人と言うのが無性に怖くなってきました。
すると、前から一人喪服の着物を着た女の人が歩いて行きました。
その時はどこかでお葬式が合ったのかな位にしか思っていなかったんですが、その女の人は私とすれ違う時ににっこり笑って「あなたもお参りにに来て下さったんですか」と優しい声で言い、私は「いえいえ」と手を振りました。
そして、その女の人はそのまま行ってしまいました。
ここは田舎だからそう言う事を、声を掛ける人もいるんだろうなと位しか思っていなく、その時私は妙な感じを覚えて、さっきこの道来たような私は同じ所をグルグル回っているのでは、まさか友達の所には毎回来ているし道を間違える事はない。
だが、道を進めても一向に友達の家に辿り着かない、なぜだろう。
私はどうかしていまったのか。
もしかして変な空間に入ってしまったのか。
学校で当時四次元の世界が流行っていて、きっとそうなんだと私は思った時、一軒の大きな家に喪服を着ている人が一杯いて、さっき出合った女の人がいた「さ、さ、さこっちへ」と女の人が私の手をひぱって、その家の中へ連れていかれてしまいました。
その家に入ると沢山の人が喪服を着て座っていました。
そしてお膳が沢山並べてあり「あなたも座りなさい」と言われて私はお膳の前に座りました。
また、女の人が「さあ、遠慮をしないで食べなさい」と言ったので、お膳の上に並べて合った魚に、巻き寿司、お稲荷が並べてあり、私はお腹も空いていたので疑いもせずに食べてしまいました。
私は当時未成年だったのでジュースも持ってきたくれました。
その時はきっと私を誰かと間違っているんだと思って、モクモクと食べていました。
そしてお腹も一杯になり私は急に眠たくなってしまい、そのまま横になってしまいました。
そして、何時間経ったのでしょうか、肌寒さにくしゃみをして私は目を覚ましました。
するとそこは葉っぱに覆われて私は寝ていたのです。
これは、おばあちゃんが言っていた狐に騙されたたのかも知れないと思いました。
その後友達の家へ行き、さっきの不思議な狐だと思われる事を話すと、友達は全然信用してくれず、私が嘘の話しをしている見たいな感じでしか取ってくれずにいました。
あの時にあった事以来、不思議な体験はしていないのですが、今もあれはいったい何だったのかわかりません。