ポルターガイストと見知らぬ男性
2019/09/01
私が中学性の時に起きた事です。
私の父はお酒を飲むと霊の話をするのが好きで、色々な話しを良くしていました。
小さい時から聞いていたので霊が居る事は信じていました。
時には理解の出来ない話しも在りましたが、怖いながら、とても楽しみで聴いているととても時間が経つのが早かったです、話しを聞き終わり直ぐ布団に入って寝るのですが、とても怖かった事を思い出します。
中学生の時に、休みの日に父と2人でテレビを見ていました、会話も無く、ただテレビに向かって居ました。
2階には私の部屋と姉の部屋、6畳間と4畳半の4部屋が在り、私と姉の部屋の入口はドアになっていました。
あと2部屋は引き障子の引き戸でした。
この日は誰もいない事は私も父も知っていました。
無言でテレビの音だけが鳴っていたのですが、2階から音が聞こえて来ました。
人がバタバタと歩く音がしたと思ったら、次にドアを開けたり閉めたりする音がしたのです。
一瞬、父と目が合い、聞こえたよね、とジェスチャーで確認していました。
なかなか止まる気配は在りませんでした。
何だか嘘みたいで実際に起きているのか、たまたま聞こえて来たのか、ただ、父と2人で同じ音を聞いている様なので、これがテレビで見るポルターガイスト現象なのか、とも思いました。
最初は父から、「おまえ、誰か友達でもきているのか?」と言われてました。
また少して、「おまえ、上に行って見てこい」と言われてので見に行く事にしたのですが、何とも怖くて、油汗が出て来たのを覚えています。
階段から2階を見上げたのですが、まだ音はしていました、確かに誰かが歩いてドアを開け閉めしているのです。
錯覚でもなんでも在りません、実際にテレビを見終わったら2階の部屋に行かなくてはならないので、ここは、覚悟を決めて行くしかない、心中で「何事も在りませんように」と駆け上がって行きました。
すると、今まで歩く音やドアの開け閉めの音がピタッと止まったのです。
ドアは嘘の様にきちんとしまって居ました。
各部屋の中を見て歩き、姉の部屋も私の部屋もドアを開けて中を覗く様に見て見ましたが、特に異常はなく、そのまま1階に降り父に話しました、「そうか、誰もいなかったか」と言っていました。
これにはまだ続きがあり、テレビを見終わって私は2階の部屋に1人で居ました。
家のトイレは階段を下りた正面に在り、私はトイレに行きたくなって階段を下りて、トイレのドアを開けた瞬間、こっちを向いて男の人が立っていたのです。
一瞬にして体から汗が吹き出し、その場で動けなくなってしまいました。
多分腰を抜かしたのだと思います。
随分長い時間の様に思えましたが、本当は短かったのでしょう。
着ていた物はびっしょりで、その場ではトイレ事態に入る事は出来ませんでした。
この人、人かどうか分かりませんが、2階を歩きまわったりドアを開け閉めしたりしていたのは、この鉢合わせ以来、現象は無くなりましたが、一体なんだったのでしょうか。
不思議な体験でした。