守護霊に救われた話
3年ほど前に霊感が強くなりたいと思っており、そういった話や番組を多く見聞きするようにしていた時の事です。
私は当時、社会人の傍ら趣味の勉強もしていたので、3時頃に就寝して6時に起床という生活サイクルを送っていました。
ある日、勉強もひと段落つけ部屋の電気を消して仰向けで寝ようとしていると金縛りの前兆であるグッ、グッっと体を少しずつ圧迫される感じがありました。
そこまでは昔からよくあったので対処法も分かっており、寝返りをする様に体全体を横向きに回転させました。
いつもだったらこれで圧迫感から解放されるんです。
ですが、その日は収まらず、むしろより強くなってきます。
それも上からではなく、横を向いた身体の正面から圧力が掛ってきます。
これはやばい! と思ったので、咄嗟に目を開きました。
本来なら目の前にはPCを置いてある座卓の下があり、本が仕舞ってある段ボールがあるので光も届かず、暗いはずです。
しかし、そこには青白く光る二つの目の様な光と白い着物の様な物が見えました。
その瞬間です。
あの、エレベーターで降下する感覚に見舞われました。
それも不思議な事に上からではなく、身体の正面から。
以前聞いた事があるんですが、
金縛り中にエレベーターの降下した感覚に変わったら気をつけろ。
そのままその感覚が無くなったら霊が身体を通っただけだから大丈夫だ。
けどな、もしどこかの階に着いたような急に降下の感覚が終わったら、それは霊が乗り移ったんだ、と。
怖くなったので目を思いっきり閉じて降下する感覚を我慢していると、急に降下の感覚が無くなりました。
どこかの階に着いてしまいました。
乗り移られたんです。
それからの記憶は少し曖昧ですが、私生活は特に問題は無かったと思います。
起きて会社に行って仕事して帰ってきて勉強するサイクルに変わりは無かったと思います。
ただ、夜が全く眠れなくなりました。
部屋を暗くして横になると、金縛りで直ぐに起こされてしまいます。
部屋を明るくして横になっても誰かに見られてる感じがして落ち着いて休む事も出来なかったです。
しょうがないので職場で座りながら睡眠するという生活を送っていました。
そんな生活が一週間程過ぎた頃に、体力も限界に近かったので思い切って部屋を真っ暗にして仰向けで寝てみました。
そして夢現の時に見たんですが、私の目線の右側の天井付近に何か細長くて沿った青白く光る物がありました。
その時は日本刀のイメージでした。
その日本刀に向かって、白い着物の様な物が降りてきました。
その白い着物の様な物は綺麗に真っ二つになり消えていきました。甲高い悲鳴な様な叫びも聞こえた様な気がします。
私はその瞬間に安堵してそのまま眠れました。久しぶりにぐっすり眠れました。
私の家系は辿っていくと織田家の家臣まで辿れるらしく、武家だったようです。
守護霊かご先祖か分かりませんが、護ってくれたんだと思っています。
これ以降はこういった事が起きない様に、変に霊感を高めようとかはしていません。