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口裂け女はどうして口でやらないのか

2019/09/01

 

口裂け女』をご存知でしょうか?

そう、都市伝説および怪談界隈では、超ポピュラーな、あの『口裂け女』です。

1970年代~1990年代に特に流行った怪談で、多分、知らない人はいないんじゃないかってくらいの有名人(?)です。

 

今回は『口裂け女』について色々考察という名の妄想をして行こうかと思っています。

ではでは、下記よりまず、『口裂け女』の詳細を見ていきましょう。

 

 

 

『口裂け女』の詳細

口裂け女の詳細は、おおよそ下記の通りです。

 

  • 普段は大きなマスク、赤いパーカーという姿で徘徊している
  • マスクの下の口は、耳元まで裂けている
  • 手には大きなカマを持っている
  • 遭遇すると『私、きれい?』と聞いてくる
  • 問いかけに『きれい』と答えると、『これでも?』と言ってマスクを外した後、カマで襲い掛かってくる
  • 問いかけに『きれいじゃない』と答えると、逆上してカマで襲い掛かってくる
  • 問いかけに『微妙』って答えると、混乱するのでその隙に逃げられる。
  • 100Mを6秒~3秒というとんでもないスピードで走り抜ける。仮に100M3秒なら時速120Kmにも及ぶ計算。
  • べっこう飴が大好きというお茶目な一面があり、あげるとそれに夢中になるのでその隙に逃げられる。
  • ポマードが大嫌い。ポマードと3回唱えると逃げていく。
  • 岐阜県が発祥の地であるという説がある
  • 一説では、噂の広がり方を調査する為に、国が噂を流したという話もある

 

放課後。

帰りが遅くなった小学生の元に現れるというシチュエーションが最もポピュラーです。

 

薄暗く、人気のない道。

大きなマスクをして、真っ赤なパーカーを着た女性が目の前に現れます。

そして、こう聞いてくるのです。

 

『私、きれい……?』

 

そしてこの問いに、例えば『きれい』と答えた場合、彼女は、その大きなマスクをゆっくり外し、『にたぁ……』と笑うのです。

 

『これでも……?』

 

そこには、耳元まで裂けた口が、にたぁ……っと嗤う光景が。

そして彼女の手には、血塗れたカマ。

 

驚いた小学生は慌てて逃げますが、口裂け女は人外のスピードで追いかけてきて、そして、すぐに捕まって……

 

 

 

ぶっちゃけ、口が裂けてなくても怖くね?

もうね、カマ持った女が時速120Kmで追いかけてきたら、その時点で怖いですよね? っていう話ですよ。

 

想像してみて下さい。

 

耳元まで口が裂けているけれど、特に悪さをしない『口裂け女』。

血塗れたカマを持って時速120Kmで追いかけてくる『綾瀬はるか』。

 

これ、『綾瀬はるか』の方が怖いですよね??

ていうかぶっちゃけ、この怪談、女性の口が裂けている必要なんて全く感じないですよね??

 

そして逆に想像して欲しいのです。

口が裂けているけれど、何も悪さをしない女の子を。

 

 

 

口裂け女はかわいい。むしろ萌えキャラ

それではここで、口裂け女のかわいい部分を発表しましょう。

 

  • 自分の容姿に自信がなくて、大きなマスクをしている、恥かしがりやさん
  • 『私きれい?』の問いに対して『微妙』って答えるとパニくっちゃう(ポンコツかわいい)
  • 好きな物はべっこう飴とかいう、奥ゆかしい女の子
  • 意外と運動神経抜群
  • お年寄りの家の草刈とかやってるいい子(だからカマ持ってる)

 

如何でしょう?

口裂け女、可愛くないですか?

まぁ、ちょっと口が裂けてますけど、そこはそれ。

人は見かけで判断するべからず。

 

 

 

口裂け女について、ちょっと真面目に考察すると

口裂け女について、ちょっと真面目に考察すると、まぁ、結局インパクト重視な話だと思います。

つまり、作り話の可能性が高いですよね。

そうでなければ、わざわざ口が裂けている必要なんてないんですから。

 

ちなみに、この口裂け女発祥の話には、いくつかの説があります。

 

1つは、国が噂を広めた説。

情報規制をする際の為、噂の広がり方を実験していた、という説です。

日本がやっていたという話もあれば、CIAがやっていた、なんて話もあります。

どちらにせよ、要は、非常時にどれだけのスピードで情報伝達が行われるのか、という実験だったという事ですね。

 

2つ目が、塾に通いたがる子供諦めさせる為の作り話だったという説。

当時、受験戦争が激化し、塾が乱立していた時代。

塾に行きたがる子供を諦めさせる為に、岐阜県の主婦が作った話が広まったのだそうです。

曰く、『塾で帰りが遅くなったら口裂け女』に襲われるぞ、と。

 

まぁ、どちらの説もありそうですよね。

でも、どちらの説でも、実は1つ解明されない謎があります。

 

それが……

 

 

 

口裂け女はどうして口を使わないのか?

口裂け女は、耳元まで裂けた口という強烈な個性を持っています。

しかし、子供を襲う方法は、カマという道具を使った、なんとも人間的なものです。

 

仮に、この口裂け女の話が作り話なのだとしたら、どうしてその作者は、わざわざ凶器にカマを選んだのでしょうか?

耳元まで裂けた口という、強烈な個性があるにも関わらず、どうして彼女は噛み付かないのか?

 

……例えばですが。

この話にモデルがいたとしたらどうでしょうか?

この話の幾分かは、作り話なのではなく、『真実』なのだとしたら……

 

大きなマスクで顔を隠し、赤いパーカーを着て、カマを片手に徘徊する女性が本当にいたのだとしたら。

仮に。

子供が大人に追いかけられたら、絶対に逃げられないスピードだと認識されますよね?

 

まぁ、真実は分かりませんが。

 

ただ1つ言える事は、仮に『口裂け女』が完全に作り話なのだとしたら、彼女はどうして裂けた口ではなくカマを使うという設定になったのかが分からない、という事ですね。

 

 

 

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