不思議な体験 (真夜中に消えた謎の小学生 他)
2019/09/01
真夜中に消えた謎の小学生
これは不思議と言うより、怖かった体験になります。
まだ私が10代の夏休みの事でした。
当時、夜中両親が寝静まった頃にこっそり窓から抜け出して友だちと遊びに行っていた時期がありました。
毎晩の様に深夜徘徊をしていました。
友だちが大型バイクの免許を持っていたので、後ろに乗せてもらい、友人たちと公園で集まり喋ったり、24時間営業のうどん屋さんで喋ったり、走りにいったりというような何でもない夏休みを過ごしていました。
ある日、いつものように公園に集まり、懐かしい母校の小学校へいこうという話になりました。先に自分と友だちがバイクで小学校の正門へ到着し、ブランコに乗って待っていました。
遅いなぁ遅いなぁと待っていると、夜中2時頃にもかかわらず、坊主の男の子(小学校中学年、低学年二人)達が自分たちの前を素知らぬ顔でこちらの姿も見ずに通りすぎ校舎へと歩いていきました。
そのほんの数秒後全く同じ方向から、別の友だちがバイクから降りて歩いてこちらへ向かってきました。
不思議に思った友だち(一緒にきた友だち)が、後にきた友だちに「今小学生見なかった?」と聞くと、とぼけた顔で「いや?何も?」と返しました。二人で顔を見合せ、突然背筋が凍り、気分が悪くなりその日はまっすぐ帰りました。
あの日の事を今でも会うとなんだったのだろうと話題にでます。後々聞いた話ですが、その小学校の近くには古い防空壕のようなものがあったようです
(30歳前半男性)
終わらない山道
今から半年程前に友人とドライブスポットに行こうと言う話になり私は久しぶりに玉野方面にある常山城跡に行こうと提案しました。
昔は桜の名所でしたし原付で行って山頂からの眺めもよかったと記憶してます。
常山入口から 只ならぬ気配を感じていたが気にせず 車を走らせました。
しかし細い道はくねくね続き 後3kmと標識には書いてるのに5kmを過ぎても山頂には辿り着きません。
むしろ同じ道をぐるぐる回っているようで明らかにおかしいです。
でも引き返せるポイントもなくて大ピンチになりました。
しばらく走っていると通行止めがありました。
でも引き返せないので 通行止めの策を取り除き さらなる山頂へ向かいました。
細い崖沿いなのですがガードレールがあるから まだマシかと思います。
そして遂に本格的な行き止まりに突き当たりました。
やばいぞ、このままバックして帰るわけにはいかないし。
すると友人が 軽四だからギリギリ切り返せますよと言って 友達がしっかりバックとかハンドル右とか指示してくれて なんとか切り返しできて 無事に山を下ることが出来ました。
それにしても これが普通車ならどうだったんだろうかとか友達いなくて1人でいつてたらどうなってたかと思うとゾッとしました。
それから二ヶ月後 しょこたんの番組で 鶴姫の呪いのスポットとして常山城跡が全国番組で紹介されていて更にゾッとしました。
(30代後半男性)
通り過ぎる”何か”
それは数年前、祖母の葬儀の日にあった事です。
火葬を終え「精進落し」を済ませ、あとは納骨をするだけになりました。
祖母の家系は近い距離にあるお寺にお墓があるため、皆で歩いて行く事になったのです。
その際に誰かがお骨を持って行くことになるのですが、父を含めた叔父たちは精進落しでかなりのお酒飲んでいてただの酔っ払い状態。
落としたり転んだりする恐れもあるので、とてもじゃないが持たせるわけにはいきません。
そして母や叔母達は他の荷物を持っていたので私が持つことにしたのです。
この道中、最初の「何か」が起こりました。
私は両手でお骨を抱え、従妹と列の先頭を歩いていました。すると何の前触れもなく「ボッ」という音と共に、顔の右横をかすめるように風のようなものが通り過ぎていったのです。
何かが飛んできたのかと思い後ろを振り返りましたが、叔父たちが談笑しながら5メートル程離れて歩いていただけでした。
しかも側を歩いていた従妹は何も反応していなかったので、気のせいだったのかな……とそのまま歩き続けました。
何かが高速で通り過ぎた「感触」を残したまま。
しばらくしてお寺に到着、納骨の作業を始めました。
お墓の掃除をして開けるのを待っていた時、再び「何か」がやってきたのです。
顔に感じる感触は歩いていた時と寸分の狂いもなく、しかも今回は止まった状態で起こりました。
その感触を分かりやすく言うと、投げられたソフトボールの球が顔の横をかすめていく感じでしょうか。
ただしそれは固体ではなく空気の塊と表現したほうが分かるかもしれません。
そうなると「風ではないか」と思われるかもしれませんが、その日はほとんど風はありませんでしたし髪も揺れていません。
しかも今回は周囲を親戚に囲まれていたので、その内側で突風が吹かない限り私に風が当たることはなありません。
それだけの狭い範囲で起こる風というのも考えにくいですし、風の線は無いと言っていいでしょう。
ではこの現象はいったい何だったのでしょうか。
その日この体験をしたのは私だけだったので、本当に気のせいと言われても仕方がありません。
しかしあの「ボッ」という感触は確実に残っているので、気のせいとも断言できないのも事実です。
あれはいったい何だったのか、今でも不思議で忘れられません。
(40代前半男性)