ワイノメ

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怖い体験談

ホテルで体験した私だけに聞こえるラップ音

2019/09/01

私が小学生の頃、通っている習い事のスキー・スノーボードのキャンプがありました。

毎年冬になると参加してとても楽しかった思い出があります。

毎年だいたい同じホテルに泊まるのですが、1部屋4人で子供だけの部屋です。

 

 

部屋の中は綺麗で2階建になっていて階段を登ると上にもベットがありました。

ある年に、いつもと同じようにキャンプに参加してそのホテルに泊まりました。

同じ部屋の子は私以外3人はスキーの班で私だけスノーボードの班でした。

スノーボードの班は人数が少なく割と自由に滑っていました。

なので、他の班と終わる時間も違っていてその日は早めにスノーボードを切り上げてホテルに戻りました。

ホテルに戻ってスノーボードの班のみんなと別れ各自部屋に戻りました。

 

部屋に戻ると一人で、もう少ししたらお風呂だったのでウェアから着替えることにしました。

テレビもつけれないので無音で、でも気にせず着替えていました。

 

すると、カチッカチッという音がしました。

 

ホテル特有の部屋がきしんでる音だと思いしばらく無視していました。

でも、その音はずっと止まずさすがにうるさいなと思いました。

音の発生源を探してみました。

どこから出てるのかわからなくて音は次第に大きくなってきました。

私が歩いていても止まっていても音が止まないのでイライラしてきて、隣の部屋の子に「すごい音なってない?」と聞きました。

しかし、そんな音は聞こえないとの答えが。

確かに音はなっているのに私の部屋だけしか聞こえなくて不思議でした。

 

どうしても音の発生源を知りたくて思い切って2階に上がってみました。

そうすると音がさらに大きくなってよく聞いてみるとベットの横の隙間からなっていました。

 

何もないのに音だけがなっている…

 

そう思ったら急に寒気がして冷や汗が止まらなくなりました。

怖くなって1階に降りようとすると何かが私の肩を触ってきました。

スキーの班はまだ帰ってきていないので部屋には誰もいません。

私は声も出せずひたすら逃げました。

 

廊下に出てビクビクしているとちょうどスキーの班が帰ってきました。

友達3人と無事に会うことができ一緒に部屋に入ると音が全く聞こえなくなりました。

 

音は、私が一人でいた時だけなっていたのです。

 

そして、私の肩を掴んだのはだれだったのか未だにわかりません。

その日は、1階で寝ましたがなかなか寝つけませんでした。

お化けがいる部屋で過ごす2泊3日は辛かったです。

 

家に帰って親に説明するとホテルや旅館は色んな人が出入りし、宿泊するので生霊や悪い霊が集まってきやすいと言われました。

きっと私の肩を触ったのもお化けだったと思います。

お化けが私に何を伝えたかったのかはわかりません。

でも肩を触られたのは確かです。

それ以降私はそのホテルに泊まることはありませんでした。

 

今もホテルに泊まるときに音がするとビクビクしてしまいます。

たまにあの音に似た音を聞くことがあります。

たぶんラップ音というものだと思います。

もうこんな体験はしたくないです。

 

 

 

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