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怖い体験談

福岡有名観光名所の滝

2019/09/12

福岡県にある某有名観光名所の滝での体験です。

この滝は、夏場は流しそうめんなどのイベントが行われ、子供達が集まる、景色の綺麗な場所です。

 

しかし一方でたくさんの水子を奉ってある場所でもあります。

夜になると、昼間の明るいイメージとは一変してしまうのです。

ここは、地元では有名な心霊スポットです。

この滝をバックに写真を撮ると顔が映るなどたくさんの噂があります。

 

そこへ、私と友人他3名は、肝試しへと出掛けたのでした。

霊感が強いとゆう友人が、興味津々で行こうと計画をたてました。

私も少しワクワクしてついていきました。

私たちは、深夜1時に車で、滝へ向かいました。

行く途中、何故かものすごい霧が発生して「行くか」どうかかなり迷いましたが、滝への山道を進むことにしました。

私たち四人は、何事もなく駐車場へ到着しました。

しかし、滝へ行くには更に歩いて行くようでした。

友達をペアにして前と後ろに別れ、滝への真っ暗な山道進んで行きました。

そして、滝へ到着し、しばらく四人ではしゃいでいました。

 

時刻はもうすぐ丑三つ時を迎える頃でした。

しかし、何事もなく私たちは、車へ戻る事にしました。

その帰り道、後ろを歩いていた友人が、私に「早く行って」と急かしました。

辺りは外灯も無いので、足場が悪く早歩き程度しか出来ないものの、友人は「早く早く」と急かすのでした。

車につき、全員が乗り込んだ所で、さっきの友人が初めてこう言いました。

「裸足の足音が後ろから着いてきてた」だから早くと言ったのだけど、理由を言うと足場が悪いので、皆がパニックになるので言わなかったとの事でした。

すると、私の隣にいた友人が「実はね」と話始めました。

その友人も足音に気づいていたのでした。

しかし、私には全く聞こえませんでした。

友人らの話を聞いて、怖くなった私達は、来た道を車で帰ることにしました。

 

恐怖はここから始まりました。

 

だいぶ車で下った頃、私の乗っていた後部座席の窓を誰かがノックするのでした。

何度も何度もノックの音が段々と大きくなり、私達は、悲鳴を上げてバタバタと山を降りました。

運転手もパニックになっていたので、一端車をコンビニに停めました。

そして、ノックをされた方の扉のドアノック付近には小さな子供が手で無造作に触ったような指の跡がたくさんのついていたのでした。

その話は、誰にも言わず黙っていました。

そして、ある時、別の友人と滝の話になり、そういえばと、以前「肝試し」に行ったよ、という話をしました。

すると、その滝の近くに住む友人が、あの滝は、滝へ行く山道の途中の廃小屋付近で、亡くなった女性の霊が出るらしいと言い出しました。

そしてその友人は「車で行くとコンコンって聞こえてくるらしいよ」と言ったのでした。

私達は、まだ何も話ていないのに、やはりあれは霊が着いてきてたんだと背筋がゾクッとしました。

最初に霧が発生したのが「行くな」の知らせだったのかもしれません。

 

 

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