中学生のときに怖い話を聞いたことがきっかけで……
2019/09/01
中学校2年生のときの出来事でした。
試験の計画表が担任の先生から配られて、「そろそろ試験勉強もしないといけない……」とストレスが溜まってきだした頃でした。
当時は、学習塾に通っていたのですが、塾長も生徒の対応に疲れていたのか、予定していた英語の授業を中止して催眠術をかけるという余興的な授業に変わりました。
実際にわたしは催眠術にはかかりませんでした。
そもそも、その時間は寝不足気味だったのであまり記憶にありませんでした。
その後に、先生がとある有名な心霊スポットに行った話をし始めました。
先生がまだ20代だった時に友人4人と、ノリでそこに足を踏み入れた話しでした。
ふざけて行ったが、もう二度と行きたくないと話していました。
最初は笑い合ってたそうですが、心霊現象を目の当たりにし、最後は幽霊に追いかけられたそうです。
急いで逃げるように車に乗り込み、発車したあと気づけば後ろの窓ガラスには人の手形がたくさんペタペタとついていたようです。
そして先生が家に帰宅すると亡くなった友人だと思ったらしいのですが、火の玉のようなものが目の前にあらわれたそうです。
中学生だったので教室には緊張感が張り詰めていた。
聞いていても怖かったからです。
それからわたしは、亡くなった人は何かを伝えるために現れることもあるんだ、と中学生ながらに察しました。
わたしがその後、話を忘れていた頃に、友人が話してくれたのですが、兄の友達がそこに4人で行ったそうです。
そして、その内2名は、行方不明になってしまったというのです。
今後も絶対に行きたくないし近づきたくない場所になりました。
行った人はお祓いに行ったほうがいいと思いました。
その話しを聞いたあと妙に物音が怖くなりだしました。
そして、夏休み前の定期テスト前に勉強が進まずストレスを貯めながら深夜まで勉強をしていました。
寝ようか迷っていたときに、急に「パタパタ」と音が聞こえました。
わたしの実家は上の階は一つしかなく子供は住んでいませんでした。
また繰り返し繰り返し音が聞こえてきました。
冷房はつけていましたが、弱風でした。
急にカーテンがめくれて窓に何かいるように見えました。
一瞬だったので何があったのかも理解出来ませんでした。
勉強どころではありませんでした。
カーテンが元の位置に戻っても、カーテンをさわる勇気もなかったので、そのままベッドに横になり目が冴え渡っていましたが無理やり目を閉じて寝ようとしました。
そして何時間か経過し、わたしは起き上がれないような金縛りに会いました。
声を出したくても声が出ません。足も動きませんでした。
何かが上に乗っかっている感覚です。
勉強に疲れているから起きているだけだ、と自分に言い聞かせたり、はやく動きたい、そんな感情だけが湧き上がっていました。
そして、溶けてドッと疲れてすぐに寝ました。
仮眠といったほうがいいような睡眠になってしまいました。
その結果、試験はいつもより最悪な結果でした。
あとあとよく考えてみると祖父が亡くなって3年で夏に亡くなったのでなにか関係があるのかな?と考えました。
祖父が倒れた日とペットが脱走した日と自分の誕生日が同じだったりして、
何か繋がっているような気が中学生ながらに感じていました。
もっと計画し試験に望めというメッセージか何かだったのだろうか?
塾長の話しがフラッシュバックし、そうとしか思えなかったのでそれから、試験前の徹夜をすることは無くなりました。
またその部屋で、ホラー映画を再生することができなくなりました。DVDが途中で固まってしまっていました。
いまはその部屋は親に渡しましたが何も起こっていないそうです。
家を建て直す前は、心霊現象はあったようですが、建て直してからは何も起きておらずわたしの体験が最初の1回目だったようです。